MBA受験生を過去3年30人以上インタビューして気づいたことリスト
大分ご無沙汰しております!最後の記事は良く見たらまだMBA1年目でした!
その後どうなったのか丁寧に説明すべきですが、端折って言うと
・日本に帰るつもり満々だったけど、奇跡的にUSでインターンをゲット
・US案外行けるかも、と思ってUS就活にガッツリ振って50社以上出したら1個だけオファーゲット
・USの製薬会社で勤務中
です!
そこら編はいつか詳述したいとは思っているのですが、今回は別件。
MBA中~卒後もMBA受験生をStudent Interviewer/Alumni interviewerとしてインタビューしています。
過去3年で30人以上インタビューして、いつかその経験を言語化しようとしていたのですが、ちょうど今年インタビューを終えたところで気分が乗ったのでまとめました。
MBA受験生のシーズンなので、これからインタビューの人には役に立つかも!
なおインタビューはApplication packageの一部でしかなくて、最終的にはAdmissionが総合的に判断します。
「こいつちょっと好かんわ」ってAdmissionにレポートした受験生が翌年入ってきて「Thank you!」って言ってきたし、ほぼ同じ推しの強さで書いたレポートで合否が分かれている人もいるので、そこまで緊張しないで臨んでください!
MBA受験生を過去3年30人以上インタビューして今思うこと:
- Why schoolはどうせテンプレ的になりがちなのは仕方ないが、他の人が言っているような大事なものを抜かすと凄い目立つ。ベイエリアの学校受験してるのにLocation/Networkはkey driverではないの・・・?
- Why schoolはだいたいResource、Culture、Networkに集約されるよね
- でも他の受験生とくらべてWhy schoolが弱いと、第一志望ではないんだな、ってすぐ気づく
- School sizeをwhy schoolの理由の一つにされると説得力なし。Cultureに言い直して、current studentと話したときの印象とか言ってはいかが。
- ウチに来たら具体的に何をする予定か、もスムーズに語れるようにしてください。
- Why MBAはテンプレ的だときつい。To develop leadership and technical skill、とか言ったら何も言っていないに等しい。ここはPersonal episodeと必ず絡めるべき。
- Why MBAが弱いと以後の会話も全滅しがち
- Resume手元にあるけど5分ぐらい読んだときもあれば30秒前に読んだときもある。Resume以外のEssayとかは知らないからCareer goalも言ってくれないとわからない。
- US生はほんとにエピソードをcolorfulに話す。頑張れ日本人。
- こっちが話しているときにYes Yesとか言って遮るな日本人。
- Long-term career goalが具体的でないのはきつい。MBAとShort-termでコンサルやってその間に模索したい、とか(本心はそうであっても)面接ではきつい。EducationなりMicrofinanceなり何か業界指定してくれないとなんでMBAが要るのかわからん。
- responseの最後では、episodeを昇華・抽象化してそこから得たlearningをまとめるとかっこいい
- episodeは最後に自分が頑張った結果どうなったか(outcomeとかimpact)があるといいけど、結構みんなうまくそこは定量化できていないので、「うまくimplementできた、timelineに間に合った」ぐらいでも大丈夫
- ダメなわけではないけど、outcomeのないepisodeは映えない。This project will be implemented soon、だと「そっか」ってなる。
- Achievementばかりハイライトされても響かない。背景にあるmindsetやlearning、自分に何が足りないと気づいたのか、といったself awarenessを聞きたい。
- 答えがStructuredでないのはイマイチだけど、clarifyしてあげることはできる。Structuredで問題にも答えているけど簡潔すぎる、ってのはダメ。答えがテンプレっぽく綺麗すぎて、何か薄っぺらいけどどこを深掘りすればよいのかわからない。
- こっちの疲労度次第であんまり追加質問しないので、簡潔すぎるのよりはちょっと長いほうがいい
- STAR methodで答えなくても問題はないけど、STARだとフォローしやすい。Situation (When, where), Task (or challenge), Action (strategy), Result (outcome, impact)。今年(S)、クソなチームに配属されたけど(T)、一歩引いて何でクソか考えて直したら(A)、うまくいった(R)、みたいな。
- マイクが悪いのきつい。ヘッドセットはいけるけどAppleのAirPodsで早口はきつかった。そんなんで差がつかないようにこっちも頑張るけどね。
- 好きじゃないけど、日本人が日本人面接官を選ぶのは多少ポジティブにでるかも。こっちが遮られても英語苦手な日本人でそういう傾向あるの知ってるから驚かないし、絶対詰めてやると思ってても途中で申し訳なくなって採点が甘くなったりする。落とすけどね。
- 在校生・アラムナイと話したなら面接中に言及すると好印象。複数人を違うresponseにちりばめるとさらにかっこいいけど、言及する生徒が全員日本人だと急に切ない気分になる
- 他国の人と関わった経験はほぼみんなある。大抵複数国で育ったか、仕事の同僚に他国から来た人がいる。そういう経験が話せないなら今から作ったほうがよいのでは。そこで強がる必要はなくて、「お気付きの通り私は国際経験がありません。だからこういうことをして経験を積もうとしています」とかいうとvulnurabilityやself awarenessを評価できるかも。
- 最後のQ&Aにそっちがしてくる質問は何でもいいけど、わかりにくい質問はこちらも答えにくいので避けてほしいです。
- 自分のLinkedInを事前に見てくれるととても嬉しいです。そんなこと自分書いてたっけ?ってぐらい端っこまで読んでくる人います。最後のQ&Aとかそこに絡めて「就活とか学校はどう役に立ちましたか?」とか聞いてくれるとこちらも話しやすいです。
- 最後に追加でなんかある?って聞いたときに、大したこと言わなくていいけど大体みんな「ほんとにいきたいんです!」ってもう少し付け足すから、なんかは言ったほうがいい
- ほぼ全員からThank you emailを頂いています。ありがとうございます。自分の場合はそのころには既にAdmissionへのreport終わってるけど嬉しいです。
- 最初ice breaker絶対やってね!5分ぐらい雑談したい。緊張してるのかどうやっても盛り上がらなくて開始3分でインタビュー問題突入した人いたけど、ほんと申し訳なかった
同じ内容Twitterに適当に投稿したら反響がそこそこあったので、こちらに纏め直しました。また来年アップデートしようかな。