MBA出願の詳細記録
受験生だった去年1年間、6月ぐらいからMBA関連の行動を1行メモとして記録していました。
今後の受験生に今後どんな感じで進んでいくのか、生の感触を示すために全くOrganizedされていませんが、細かすぎる記録を今回公開します。
別にこれが成功例というわけではなく、ここまでカウンセラーを使ってなかった人も多々いますが、エッセイ関係はこんなふうに進むんだな、って一例として参考にしてください。
6月以前の記録も、カレンダーみて記憶をたどりました。
これを見て、1stで多く出願するにはどうすればよいか、イメージしてみてください。
出願タイムラインをイメージする
MBA受験にはTOEFL/IELTS、GMAT、エッセイや推薦状といったその他の出願パッケージ、の提出が必要です。
そこでTOEFL/IELTSとGMATのテスト系以外をやる必要があるか、確認しましょう。
やること
・推薦状の依頼(各校分)
推薦状は大抵2通必要です。
推薦者の目星をつける、一緒にネタ出しする、書いてもらう、submitしてもらう、の作業があります。
推薦文を書くほか、複数選択式のアンケートみたいなのも答える必要があります。
・各校のエッセイ(小論文)の作成
各校300-500 Wordの問題を2-3問答える必要があります。
自信があればよいですけど、通常はカウンセラーに添削をしてもらいます。
・在校生/アラムナイに会う
エッセイの中に、なぜその学校が自分に適していると感じたのかを示す必要があります。
そのために「Class of 2018の○○さんにこんなopportunityがこの学校にはあると聞いて、本当に自分の夢に必要なものだと思った」と私は書きました。
その情報が「ネットで見ましたが・・・」だとさすがに印象がアレですよね。
キチンと一次情報にアクセスしたことを示すために、在校生/アラムナイに会う必要があります。
60人と会った、なんて方もいましたが、私は各校1人で最低限OKと思います。
・キャンパスビジット
「在校生と会う」同様、エッセイやインタビューで学校へのコミットメントを示す小ネタとしてキャンパスビジットは有用です。
でも私は合格するまでどこも行きませんでした!
合格してから、どこが自分にfitしてるのかを確認しにvisitしました。
・奨学金申請
これがきつい。
特にフルブライトは締切が5月なのであっさり見逃しました。
下の記録にも全く出てきません。
奨学金申請においても、エッセイを書く必要があります。
各校用のエッセイが下地として有用なので、奨学金のdeadlineより前に、学校用のエッセイも取り組んでいる必要があります。
Inflection point/Deadline
意識すべきポイントは3つ。
- 各校の出願書類提出の締切
- 各校からインタビューの連絡がくるタイミング
- 合否が出るタイミング
奨学金が必要な人は、その締切も確認しましょう。
下の記録がわかりやすいように、私が受験した8校のタイムラインを示します。
Interview invitationのタイミングはメモしていなかったので不明なところは空欄になっています。
学校名 | 1st round | Interview invitation | Decision | 2nd | Decision |
Harvard | 9/6 | 10/2 | 12/12 | 1/3 | 3/21 |
Stanford | 9/19 | 10月中旬-11/15 | 12/14 | 1/10 | 3/29 |
Wharton | 9/19 | 10/31 | 12/14 | 1/3 | 3/29 |
Kellogg | 9/20 | 12/13 | 1/10 | 3/28 | |
Berkeley-Haas | 9/21 | rolling | 12/14 | 1/4 | 3/22 |
Michigan-Ross | 10/2 | 10/30 | 12/15 | 1/2 | 3/15 |
Columbia | 10/4 | Rolling | |||
Washington U-Olin | 10/3 | 12/15 | 11/30 | 1/26 |
実際の流れ
やりとりしたカウンセラー
使用したカウンセラーはAGOS、Ed、Nishです。
他のカウンセラーも少し試しました。Sam、SkypedeEnglish、Mathewなど。
最初私はAGOSでゼミを受け始め、そのまま日本人カウンセラーでエッセイカウンセリングに移りました。
これは伊藤の奨学金エッセイを日本語で書く際に非常に効いてきました。
一方で、学校用のエッセイ自体は英語のためゆくゆくネイティブに見せる必要があったことから結局エッセイの大半は江戸義塾のEdにお世話になりました。Michiganのみ、AGOSに元アドミの外国人カウンセラーがいたのでその方にお願いしています。
途中からEdにいきなり見せるのではなくScribendiという英文添削サービスで一旦チェックしてもらってから提出すると、私の英語がEdに伝わることに気づき、適宜使用するようにしました。
インタビュー練は受験仲間とNishにお願いしました。
要点・ポイント
1校目に書いたCBSは5月~7月でカウンセラーと13往復させて完成させたのに対し、5校目以降は10日間4往復程度で完成し、最後のOlinは6時間0往復で出願です。
どんどん慣れてスピードが上がってくるので、数多く出願することはそこまで困難ではありません。
私は1stのみで8校、友人は2ndまで入れて15校?かなんか出願してました。
カウンセラーも、エッセイはこの人、インタビュー練はこの人、と決めたほうがよいです。
二人同時に使うと、私の場合は流されて迷走しました。
質問があれば、コメント欄にどうぞ!
質問箱も最近始めました、どこで回答すればよいのかよく解ってませんが・・・
生記録
AGOSコンサル X回目、と書いてあるのはAGOSでの個別コンサルティングX回目、という意味です。
Kellogg4とか書いてあるのは、KelloggのエッセイVersion 4の提出、です。
パッケージ、と称しているのは出願時にエッセイ以外にある、細かな質問等をまとめた出願パッケージです。職歴などで微妙に職務内容を聞かれるので、そうした細々とした質問をword fileにまとめてカウンセラーに相談していました。
2017/1月 GMATスコアメイク。AGOSに初回相談に行く
2月 TOEFL受け始める
3月 AGOSの出願対策ゼミ受け始める(全9コマ)。初めてMBA受験仲間が出来る(INSEADなどへ進学)。
4月 TOEFL 4回目、109点で終了。
AGOSゼミによりResumeを作り始める。
AGOSのコンサルティングを開始。
4/27 宿題で課されたKelloggの前年のEssayをAGOSに提出
4/29 AGOSコンサル 2回目
(GWはガッツリ旅行)
5/13 Kellogg essayアゴスに再提出
5/14 AGOSコンサル 3回目。ColumbiaのEssayも書き始める。
5/24 CBS reception参加
5/30 CBS receptionで会った受験仲間(旧知の仲、Kelloggへ進学)と飲んで共同戦線を張る
5/27 江戸義塾 Kick Off seminar参加
5/31 アゴスにエッセイ提出(CBS 1回目、Kellogg 3回目)
6/3 AGOSコンサル 4回目
6/5 日本人向けColumbiaのサイトからヘルスケア系の人の紹介を打診する。
6/6 上司にMBA留学の相談(推薦状の依頼)。アゴスにエッセイ提出(CBS 2回目、Kellogg 4回目)
6/7 上司とブレスト。Sam(カウンセラー)とお試し2回パックの1回目。
6/10 Wharton Coffee chat(アラムナイ面談)。AGOSコンサル 5回目。
6/14 CBS アラムナイと飲み。
6/17 HBS info session
6/18 留活交流会(海外MBAどっとこむ)。AGOSコンサル 6回目
6/20 Sam 2回目で終了
6/22 AGOSコンサル 7回目。
6/23 Wharton在校生とskype。アゴスにエッセイ(CBS 6回目)
6/24 Kelloggの今年のエッセイ課題発表
6/26 アゴスにCBS 7回目
6/28 アゴスよりCBS返却あり
6/29 アゴスにCBS 8回目。Kellogg 2017年版も作成して送付(1回目)。SamにWharton(1問目のみ)送付。夜はEdとFirst meeting
7/1 EdでStanford seminar。Samからレスあり
7/2 Samにレス返した。
7/4 Samよりレス。
7/7 HBSアラムナイに会う。SamにWharton 2回目。MIT info session。
7/9 Samにコメント返した。AGOSにStanford Q1のみ
7/10 Kelloggイベント。
7/11 Wharton在校生とskype。アゴスよりレスあり。SamにWharton 3回目。アゴスにCBS-9投げた。
7/12 SamでWharton#1完了。アゴスにKellogg 2回目投げた。
7/13 AGOSコンサル8回目。CBSはアゴス卒業、EdへCBS-10とResume投げた。
7/14 EdよりCBS,Resume返却。AGOSにStanford#1-2、Kellogg3提出
7/15 EdにCBS11,Resume2提出、Wharton4も提出。
7/17 Edより返却。MBA夏祭り。
7/18 EdにCBS12, Wharton5回目提出
7/19 EdよりCBS, Wharton返却
7/20 EdにCBS13、Wharton6提出。AGOSよりKellogg返却
7/21 AGOSよりStanford返却。EdよりCBS返却・完成。EdよりWhartonも返却。
7/24 AGOSにStanford#1-3, Kellogg4提出
7/25 AGOSよりKellogg返却。Stanfordアラムナイに面談。
7/27 AGOSにKellogg5提出、同日返却
7/28 AGOSにKellogg6提出
7/30 EdにWharton7提出、即日返却
8/1 AGOSよりKellogg返却。Haasアラムナイとランチ。
8/2 AGOSにKellogg7提出、EdにWharton8
8/3 AGOSに伊藤の相談(以後適宜やりとり、ここでは省く)、AGOSコンサル9回目
8/4 AGOSよりStanford返却
8/5 EdよりWharton返却
8/6 AGOSコンサル10回目、EdとWharton完成。Whartonイベント。Kelloggアラムナイと面談。
8/7 EdにKellogg8提出,即日返却。
8/8 EdにKellogg9提出
8/11 EdからKellogg返却
8/13 EdにKellogg10提出。前職上司(推薦者)とブレスト。ミシガン在校生とskype。
8/14 EdよりKellogg返却、同日Kellogg11提出
8/15 EdよりKellogg返却、finalize。EdにStanford1送った。
8/16 前職上司に伊藤の推薦状打診してOK。EdよりStan返却、同日Stan2送った。
8/17 EdよりStan返却。
8/18 EdにStan3送った。
8/19 EdよりStan返却。
8/20 EdにStan4送った。
8/21 EdよりStan返却。同日Stan5提出。AGOSコンサル11回目。ミシガンInfo session。
8/22 EdよりStan返却。
8/23夜なべして伊藤手書き。
8/24 朝伊藤提出。Stan確認してfinalize。ScribendiにHBS依頼。
8/25 ScribendiよりHBS返却。前職上司が推薦状submit。
8/26 GMATにスコア送付依頼。TOEFLにスコア送付依頼。EdにHBS1送付、同日返却。
8/27 EdにHBS2送付。
8/28 AGOSにColumbiaのオンラインフォーム上の細かな質問等(以後パッケージ)送付。EdよりHBS返却。ScribendiにHBSの追記分を依頼
8/29 AGOSからCBS package返信。ScribendiよりHBS追記分返却。EdにHBS3送信、同日返却(ほぼfinal)。念のためScribendiにHBS、CBS package送付
8/30 ScribendiよりCBS pack返却、HBS pack送付→返却。Stanford info event。
8/31 ScribendiよりHBS essay返却。EdにHBS4送信、HBS packageも送信、PackageのみEdより返却。
9/1 EdよりHBSも返却され完成。
9/2 上司が推薦状をHBS、CBS、Stanfordの分を入力。HBS出願。EdにCBS package、essay送信、返却。CBS出願。
9/3 ScribendiにHaas提出、Stanford package提出。Haas返却、Stan pack返却
9/4 EdにHaas1提出・返却一旦fix、Stanford package1提出・返却
9/5 EdにStanford pack2提出
9/6 EdよりStan pack返却
9/8 Stanford出願。EdにHaas pack提出、Wharton pack提出
9/9 EdよりHaas/wharton packレスあり・再送・再返却でfix
9/10 EdにKellogg pack提出・返却fix。Kellogg出願。Matthewにコンタクト。EdのVideo essay seminar。
9/11 Scribendiにミシガン提出(581w/48h)返却(53分)。AGOSにミシガン1提出、返却。Wharton出願。
9/12 MatthewとVideo essay
9/13 skypedeenglishのStevenとInterview-1
9/14 AGOSとミシガンについてコンサル-12。Steven-2
9/15 ScribendiにHaas Optional essay提出。Michigan一部をcafetalkに提出
9/16 ScribendiよりHaas optional返却、EdにHaas2提出、返却、Haas3提出。Stanfordで研究している方と朝食。
9/17 上司よりHaasのLOR入手。EdよりHaas3返却・finalize。Steven-3。
9/18 Haas出願。
9/19 AGOS外国人にミシガン2提出。受験仲間飲み1(兼インタビュー練)
9/20 Nishにコンタクト
9/21 Kellogg video収録
9/23 AGOS外国人よりミシガン2返却
9/24 AGOS外国人とセッション-13回目、ミシガン3提出。Nishとsykpe1回目.
9/27 AGOSミシガン3返却。受験仲間インタビュー練2
9/28 AGOSにミシガン4提出、返却。
9/29 Nishと2回目セッション。
9/30 Ross出願
10/2 HBS 1st wave来ず
10/3 Olin作成、出願。
10/4 受験仲間3
10/6 HBS dinged、Nish 3
10/7 受験仲間4
10/16 別な受験仲間(後にMITへ進学)と30分
10/18 伊藤より書類通過の連絡
10/19 KelloggからInterview invitation。即日Interviewerにメールして日程調整。
10/21 Edとインタビュートレーニング1。Nish 4。更に別な受験仲間(ボストン大へ進学)とインタビュー練1。
10/23 職場同僚に平和中島の推薦状を依頼。
10/25 Kellogg interview。初インタビューでドキドキ。即Thanksメールを送信。
10/27 平和中島推薦状もらう
10/30 平和中島投函
10/31 Michigan interview invitation来る。受験仲間練5
11/1 Wharton interview invitation来る。Wを11/17にset、Rossは11/13に調整の打診。前職上司に報告。Ed、AGOSさんに報告。
11/5 GMATclubの人たちとTBD mock、打ちのめされる。
11/6 Rossで先方と連絡が取れて確定。韓国行きの航空券・ホテルを手配する。受験仲間と飲み。
11/7 Olinのinvitationがくる。11/9深夜にスケジュール
11/8 Haasのinvitationくる。11/28にスケジュール
11/9 深夜にOlin interview。
11/10 Nish 5
11/11 Ed Wharton TBD seminar。受験仲間6
11/12 GMAT clubでつながった人とmock skype TBD 2回目。Wharton TBD AGOS seminar。
11/13 韓国でMichigan interview。VinceとWharton HCM prep (Skype)
11/14 帰国、深夜にWharton HCM interview (skypeで)
11/15 Stanford dinged via email
11/16 Wharton reception
11/17 Wharton TBD本番。
11/20 Haas alumと飯
11/23 伊藤国際面接
11/24 Nish6
11/28 Haas Interview本番。
12/5 CBS dinged via email. ITO合格。
12/6 admissionにメールで伊藤合格アピール。
12/13 昼12時頃にHaasより電話,associate deanより合格の通知。
夜22:30ぐらいにKelloggより電話、合格の通知!
12/14 21:30にミシガンのDeanより電話あり、奨学金付き合格!
12/15 Wよりメールあり、不合格。
12/16 Olinよりメールあり、Full scholarshipで合格。MichiganもOfficialメールきてhalf scholarshipを確認。